okumiya

奥宮

奥宮

富士山には一合目から頂上まで、様々な宗教施設が設置されていましたが、中でも富士山二合目は特別な位置を占めていました。
同じ北側に位置する吉田口(海抜850メートル)、 川口(900メートル)という信仰登山口集落に対し、富士山二合目は海抜1700メートルという高所にありました。しかしながらその場所は、富士山中にも関わらず、屋根筋によって山頂からの融雪災害や、吹き下ろす冷風を避けることができると共に、水場もある絶好の立地条件を有しておりました。
境内の平地は屋根の尖端を人為的に開削したものと思われ、ここが富士山中の重要な信仰拠点であったことを示しています。

当社は699(文武帝3)年に奉斎したと伝えられています。 その後708(和銅1)年に祭場の形を造り、720(養老4)、807(大同2)年に雨屋、社殿を造ったが、富士噴火のため焼失したといわれています。
現在は本宮本殿は永久保護のため里宮地に遷座していますが、拝殿は当時のまま、奥宮社を新たに建立しており、毎年6月に奥宮祭を斉行しております。

平成23年2月、河口湖畔に位置する里宮社境内地と共に、富士山世界文化構成施設『史跡富士山』に登録されております。



浄身場(精進場)

浄身場

浄身場

蟇股の龍と浄身場(精進場)の伝説
冨士御室浅間神社の社有地に浄身場(精進場)がある。
長龍のように河口湖に突出している溶岩流で、富士山の大噴火によるものと想定されており、古くから修験者の霊場として、ここで斎戒沐浴をして心身を浄めた所で『日本武尊御東征の帰路立ち寄られ、御身のけがれを浄められた』とも伝えられており、その名の由来となっている。

文献によれば、過去この地で冨士御室浅間神社の氏子青年(若衆)が長い間、『彫刻された蟇股龍』を浄身場の端の湖底深くに沈め、深淵にひそんだ龍神が霊験あらたかに一刻も早く雲を呼び白雨を招いてくれるよう乞い願う、伝統の『雨乞い神事』を行っており、現在は八月に国の天候の安定を祈願する『龍神祭』を斎行している。

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富士急行線「河口湖駅」から車で約12分(直線約2.46km)
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富士急行線「河口湖駅」から西湖周遊バス(Green line)で16分。
「富士御室浅間神社」バス停にて下車
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